一周忌法要、鑿入れ法要の後、供養行脚される各宗派の僧侶の方と一緒に大槌の町を歩きました。 小雪の舞う静かな町に読経の声とともに太鼓や鈴の音が響き渡っていました。 3月11日・・・あの日から一年という事もあり、 基礎だけを残した家の跡地に花を供えるご家族を何人も見かけました。 帰りの支度をしている時に「この仏様が戻って来られるんですね。また来て下さいね。」と町の方から声を掛けて頂き、 「はい、また来ますからね。待っていて下さいね。」と私は応えました。 皆さんが手を振りながら見送ってくれました。 皆さんの笑顔が脳裏に焼きつきました。 嬉しかった。。。胸が熱くなりました。 この方達のために頑張ろうと思いました。 そして私たちは大槌町を後にして、陸前高田、南三陸町、石巻を巡り帰路に就きました。 命が助かりながらも「死んだ方が良かった・・・」と生きている自分を責めたり、 深い悲しみや絶望によって自ら命を断つ人もいます。 私達の活動に関心が無くても構いません。 仏像に興味が無くても構いません。 被災地の事を少しでも思っていて下さい。 せめて被災地の事を忘れないでいて下さい。 どうか被災された人たちの事を頭の片隅に置いておいて下さい。
by butuzohono311
| 2012-03-15 09:39
| 東北に仏像を・・・
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